こんにちは。広報の田村です。
先日、天然住宅の前身、設計事務所アンビエックスが設計した「久我山エコマンション」を訪問し、マンションのオーナーであり、久我山こどもの家の園長でもある、上谷君枝さんにお話を伺ってきました。
上谷さんは、1988年に高尾でモンテッソーリ教育の子ども園を立ち上げ、その後、久我山子どもの家を開園。36年間、モンテッソーリ教育者として活動してきた方。
上谷さんは、モンテッソーリ教育に関した本も出版されているほどのスペシャリストなんです!
(『自分で考えて動ける子になる モンテッソーリの育て方』著者・上谷君枝、石田登喜恵)
そんな方にお会いできるとは…!
そんな方が家づくりのパートナーに選んでくださっていたとは…!
そんな興奮を胸に秘めながら、三鷹台駅から歩くこと約10分。
見えてきたのはラベンダーやゼラニウムが咲き乱れるレンガの壁が特徴的なマンション。
このマンションは、室内の床にコルクを使い、合板なども一切使わないなど、お客様の健康を第一に考えた賃貸マンションなんです。
(2024年7月4日現在は満室)
上谷さんは、このマンションの地下1階部分で、久我山こども園を運営しています。
自然素材×マンション
オーナーの上谷さんが住居の大切さに気が付いたのは、親族の介護が始まったころ。
それまではまったく気にしていなかったトイレやお風呂の位置。
体が不自由な人にとっては、毎日使う場所と自分が過ごす部屋が離れていることは、本人にとっても、介護する人にとっても、ストレスだったそう。
その経験から住居というものが心身の健康に大きく影響していることに気が付き、「住」について改めて考え始めたとお話ししてくださりました。
そんな時に出会ったのが、天然住宅(厳密にはアンビエックスですが)。
健康に配慮した建材を使い、化学接着剤を極力使わないケミカルフリーの住宅を作る天然住宅と、住居と健康の大切さに気が付き始めていた上谷さん。
お互いの考え方が合い、久我山エコマンションを建てることとなったのです。
「子供達には本物を見てほしい、見極める力をつけてほしい」とお話しされていた上谷さん。
実際、久我山エコマンションやこども園には、本物の植物や細やかな手仕事で作られた家具、陶器やガラスの食器など、”本物”ばかり。
「輪挿しされてある植物から根っこが生えてくるのは本物だから。生きているのよ~植物も。」
そんな風に、さらりと言っていた上谷さん。
子供たちの周りのものが本物で囲まれている環境を作ることで、いつの間にか見極める力がついていくのだと教えてくださりました。
素材にこだわり、本物の木材を使って家づくりをしている天然住宅。
やはりどこか通じる部分があるのかもしれません。
久我山こども園のホームページはこちら