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【暮らしのわっか】おじゃまします 暮らし拝見 #4

季刊誌「暮らしのわっか」Vol.4より

ミニマルな空間が心を満たす。
ここは私のパワースポット


天然住宅の家に暮らし始めて二年。いつ訪れても、新築のような美しさに驚かされます。
 
「相変わらず何もない家ですよね。でも、この“なんにもない空間”が私は大好きなんです」と、家主の恵さんが笑顔で教えてくれました。

幼い頃から、アニメ『ハイジ』に出てくる、木の温もりを感じる家に憧れていたそうです。同僚が天然住宅で家を建てたことをきっかけに、「私もこんな家に住みたい!」と理想の家を形にすることに。
 
「打ち合わせは楽しい思い出ばかりです。特に印象に残っているのは、宮城の山での伐採体験。その時に出会った木が大黒柱となり、“アメちゃん”と名づけました。毎日撫でながら声をかけています」と嬉しそうに話します。

日々の暮らしに寄り添う掃除時間


恵さんの一日は掃除から始まります。仕事の日は20~30分、休日はより丁寧に。ほうきで床を掃き、固く絞った雑巾を伸縮ポールに取り付けて水拭きするのがルーティン。

掃除の合間には、床に腰を下ろし、天井や梁を見上げるひとときを大切にしているそう。
 
「掃除は生活の一部で、まるで呼吸をするように自然なこと。きれいになっていく過程が嬉しいんです」と語る恵さんにとって、掃除は自分を労わるセルフケアの時間なのかもしれません。

愛用の棕櫚のほうきは、無垢の床を傷つけることなく、使うほどに艶が増していくのがお気に入りだそう。ちりとりはあえてプラスチック製を選び、掃除前にはアルコールスプレーをひと吹きして埃が舞わないよう工夫もしています。お手入れが簡単なところも、気に入っている理由のひとつです。

▲普段使いの洗剤。洗濯洗剤は、お肌にも環境にも優しい「がんこ本舗」の「海へ」を愛用。水で薄めることで、衣類の部分洗いやお風呂、トイレ掃除にも活用できるそうです。

自分らしさを大切にする庭


特に印象的だったのは、庭についてのお話です。
 
「広い庭にシンボルツリーや花を植える提案もありましたが、素敵だと思う一方で、どうもしっくりこなかったんです」と言います。ご自身の心の声に耳を傾け、最終的には土と石だけのシンプルな庭にしました。
 
夏には雑草を無心で抜く時間が、瞑想のように心を整えてくれるのだとか。
 
「これが私らしいというか、“何もない”のがやっぱり心地いいんです」。

体や心の声を蔑ろにしない。恵さんの素直さが伝わってきます。

 
住み始めてからの変化について尋ねると、「おうち時間が増えました」とのこと。家にいると、まるで森林浴をしているような癒しと浄化作用があり、幸福感や安心感を常に感じるそうです。
 
「この家は私のパワースポット」。そんな言葉からも、家への深い愛情が伝わってきました。

シンプルな暮らしの中の大切な習慣


物が少なく、ミニマルな暮らしを大切にする恵さん。物を手放す際には、どんなに小さな物でも「ありがとう」と必ず声をかけます。

大切にしているのは「関係性」。人や家、物と丁寧に向き合い、愛情をもって接する恵さんの姿から、心の豊かさとは相手とどう向き合うか、その姿勢こそが大切だと教えていただきました。

▲いつもニコニコと笑顔で迎えてくださる恵さん。
比喩ではなく本当に、家が輝いて見えるんです!愛されて育つといきいきするんだなぁ。
それって人も家も同じかもしれませんね。


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