完全栄養食
最近はネットショップのポイントがたまって、何買おうかなと考えることが多い。年末年始ボーナスポイントのせいかもしれない。そのため考えつくと、メモ帳に書く癖がついたほどだ。その中で買ったのが炊飯器だった。もちろんこれまで使っていたものもあるし、土鍋で炊いたものも美味しい。ところが土鍋は古民家のときにシンク下にしまっていたせいでカビさせてしまった。
もうひとつ困ったことがあった。家のコメが尽きて、以前に買っておいた玄米だけが残ったのだ。小さな子どもはなぜかおかずを好まず、コメばかり食う。でも玄米ならビタミンCを除けば完全栄養食となっている。それなら玄米を炊こう。だけど柔らかく炊いたり、酵素玄米にしたり、さらに発芽酵素玄米にしたりするには普通の炊飯器では大変な手間になってしまう。
忍耐のいらない酵素玄米
我が家のポリシー、「努力忍耐はしない」に照らしてもこのままではダメだ。そこであれこれ調べてみた。するとそれらを全部自動でやってくれる炊飯器があるではないか!
こりゃ、買うしかないと思って注文した。酵素玄米は炊いた三日後から食べられ、そこから二週間保温して食べ続けられる。これは便利だったが、最初の三日間が絶食状態になってしまう。そこで登場するのが以前から使っていた炊飯器だ。調べてみると、雑菌が繁殖しないようにしながら保温するには70℃程度の保温が必要で、従来の炊飯器の「高温モード」で保温すれば大丈夫なことがわかった。わざわざ保温専用ジャーを買わなくて済むことになった。
炊いてみると、以前に食べた玄米は何だったのかと思うほど柔らかく、普通においしく食べられる。子どもも違和感なく食べてくれる。これで副食を食べてくれない子どもの問題も解決した。
フィチンの問題
人から「玄米だけだと微量成分が吸着・排泄されて、体に良くない」と言われたので調べてみた。「フィチン」という成分の問題だった。しかし調べてみると、そこには微量成分が囲まれた形で存在して体内に入る。仮にそれが体内で微量成分を奪ったとしても、最初に入っていた微量成分を置いていかなければならない。結果として減ることはほとんど考えられないのだ。何より問題なのは、そのフィチンを含むものは図のようになっていて、玄米がダメならゴマや大豆、小麦、大麦、トウモロコシなどはもっとダメになってしまうのだ。
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しかし炊くので熱によってビタミンCは分解される。だからビタミンCを摂るなら、やはり完全栄養食だと言えるだろう。人が一年間に食べる量を昔に一俵という単位にした。60キロだ。農家で売るときには今や10,000円を割り込むほど下がってしまった。でも農家から倍の値段で買ったとしても年間一人20,000円、それで命を担保できるとしたらなんと安いことだろう。
「安いぞ、オレの命!」と叫びたくなるのだ。
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