まもなく、小金井市ではじまるI様邸の新築工事。
先日、くりこまくんえんの大場さんが、大工さんが刻みをし、出荷間近の木材の写真を送ってくださいました!
この木がまもなく東京に運ばれ、建主さまの家の木になる。
近い将来を想像し、わくわくした気持ちになりました。
▲手刻み加工された木材。木の特性(癖)を読める熟練の大工さんが刻んでいます
天然住宅が大切にしているのは、生産者や作り手の「顔が見える家づくり」です。
素材の産地が分かったり、作った人の顔が見えるのは、住まい手にとっての精神的な安心感にもつながると思いますが、情緒的な部分だけでなく、良質な家を適切な金額で提供するために、仕組みとして必要なことだと思っています。
というのも、従来の木材流通には例えばこんな問題があるんです。(現在進行形ですが、、)
・木材を伐り出してから建築現場に届くまでにたくさんの業者が入り、その度に中間マージンが乗り、最終的に製品価格が上がってしまう。
・たくさんの業者が入ることで、安全面や品質を管理するためのチェック体制が機能しづらくなる。
・(木材が買い叩かれ)山側にお金が回らなくなり、結果的に森の荒廃につながってしまう。
山側と直接つながることは、上記の部分が改善されることにもつながります。
流通の合理化、不要なコストカット、トレーサビリティの確保。
どれも大切なことですね。
山から街へ、バトンをつないでいくように行なわれる家づくりのことを、大場さんは、「リレー方式の家づくり」と表現されていました。
託されたバトンをしっかり受け取り、責任を持って建主様に託し、そして一緒に未来へと繋いでいく、そんな家づくりをこれからもめざしていきたいです!
▲木材に記された暗号のような文字は、柱を組み立てる際の位置番号です。いろはに・・と数字の組み合わせで記されています。図面にも同じものが書かれてあり、現場ではこの位置番号にそって組み立てていきます。
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