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【建てるヒト】二世帯で建てるふくださんちの家づくり~出会い編~

こんにちは。
天然住宅さんで、二世帯住宅(2階建ての完全分離型)を建築中のふくだ家・妻のはること申します。
第1弾「きっかけ編」に続いて、今回は天然住宅さんとの出会いについてお話ししていきます。

難航していた土地探し


紆余曲折を経て、両親と私&夫の4人(と犬1匹)の構成メンバーで家を建てること(詳しくはコラム1話で)になったものの、そのためにはもちろん、土地が必要で。

そしてこのお土地様との出会いに、なかなか時間がかかり思うようにすすみません…。

日々ルーティーンと化した不動産サイトチェック。ぴぴっと来た所が出れば休日は土地めぐり。
稀―に良さそうな土地があれば両親を呼びよせ見学…、を繰り返すも、自分たちがそこに住みたい!と思える土地と出会えない日が年単位で続きました。


もしこのまま土地が見つからなかったらどうしよう?土地が見つかったとて、本当に家なんて建てられるのかな。時は飛びさり、焦る気持ちがふくらみます。

何かが始まった完成見学会


そんな折、夫が「お、ご近所でこんなのあるよ」と誘ってくれたのが、天然住宅さんの「完成見学会」でした。
できたばっかりのお宅の中に入らせていただける?写真のおうち、見るからに気持ちよさそう。なんか楽しそうかも!とひさしぶりにわくわく。夫婦二人で会場へと向かいました。

…これが、とーっても気持ちのよいお宅だったんですね。
どーんとしたふところの大きさを感じさせつつも、落ち着いた外観。(素敵な印象の壁の素材は、「そとん壁」。昔の土壁みたいな懐かしさと、安心感のある風合いが素敵です)

見学したお家の外観

お宅に上がらせていただくと、木のなんともい~い香り。
床も、手すりも、無垢の木肌がすべっすべ、まるで赤ちゃんのほっぺたのよう。「きちんととったおだし」みたいに、すーっと体に入ってくる、空間そのものが心地いい!

このときに見学会の説明をしてくださった天然住宅のスタッフさんがこれまた印象的。
真っ赤なズボンとおしゃれTシャツといういでたち。スーツとかじゃないのがいい!
自然体にとつとつと、素材や工法など、天然住宅のこだわりについて教えてくれました。

とても話しやすい方だったので、私たちも色々質問。
(ちなみに、この赤ズボン氏・小野寺さんが、のちのち、私たちの家を設計してくださることになります…。)


今から思えば、あの日の見学会から何かがはじまったな~…という気がします。
頭だけでなく全身で天然住宅さんの家を知り、なによりその空間の気持ちよさを体感できた貴重な機会で、本当に行ってよかったな~と。両親も、別途見学会に参加しとても良い時間を過ごした模様。土地が見つからない状況は変わらずですが、何かうきうきした風に背中を押され、天然住宅さんに家を建てたいとコンタクトをとらせてもらったのでした。



もしも天然住宅の家づくりに興味があったら、百聞は一見に如かず。ぜひ見学会は参加しましょう!私もいまだに毎回参加したい位なのですが、開催日が週末が多く、仕事が休めず…平日ももう少し開催があると良いなぁ。

いよいよ打ち合わせが始まりました


さて、その後、季節がひとまわりする頃にやっと土地が見つかり、いよいよ天然住宅さんとの本格的な打ち合わせが始まりました。
初回の打ち合わせに用意したものと言えば、親世帯・子世帯、それぞれ家の希望を持ち寄った「こんな家がいいな・家の希望」リスト。

【家の希望(子世帯バージョン)】
・今まで住んでいて良かった広さ45㎡+犬のスペース=50㎡~55㎡位?
・完全分離型の二世帯住宅(親世帯1F、子世帯2F)
・LDK+寝室。寝室は4畳半~6畳位
・2Fへは可能なら外階段。(犬が上がれるくらいの傾斜)
・東側に大きな窓(犬が通りを眺められるように)
・外をぼーっと見るのが好きなので、窓からの眺めはとても大事。空か緑が見えると嬉しい。
・寝室とリビングが一続きで、引き戸で区切れるとよい。寝室は畳にしたい
・キッチンは一列型、広め希望。価格が許せば造作も検討したい
・洗面の下はオープンでもよいかも(ゴキブリとかカビが嫌)
などなど…

私は「とにかく小さくて端っこに立てば見渡せるくらいの広さの家がいい!
お手入れしやすくて、物もとりやすくて…」と話が抽象的なんですが、夫はそれを聞き取って具体的な数字にしてくれる…など、役割分担しつつ?家族で話すと色々出てきます。
私たちも両親も、おのおの話し合いを重ね、思いつくまま箇条書きのリストにしていきました。

「つぼノート」で「らしさ」を伝える


さらに私たちはこのリストに加え、自分たちがどんな場所や空間が好きで、どんな人間なのか知ってもらえたら、プランづくりに役立つかも?と思い、ポートフォリオのようなものをつくってみました。

家族の自己紹介ページや、好きな建築ポイントをまとめました



これは、以前読んだニコ設計室の西久保毅人さんのnote記事からのヒント。(西久保さんの著書「家づくりのつぼノート」もとても良い本でおすすめです!)
ニコ設計室さんの住宅も、どれもとても素敵なのですが、設計者の西久保さんは、「ザ・我が家感」=その家族“らしさ“を伝えるために「つぼノート」を作ってごらん~と提案してくれています。

西久保さんの記事はこちらから
>>>つぼノートを作ろう!その1<ザ・我が家感を伝えるには?>|西久保毅人/NishikuboTaketo/ニコ設計室

そして「つぼノート」とは、好きな建築や空間、家のイメージに限らず好みや大切にしているものなどなどじゃんじゃんアナログに切り貼りしたもの。アナログな貼り方も含めて、その家族”らしさ”がにじみ出るよ~…というのです。

実際にやってみると、要望リストをまとめた時はどちらかといえば「頭」を使っていたのですが、ポートフォリオづくりは「感覚」勝負。好きなお宿や場所の写真など、ぴぴっと来たモチーフを切り貼りしていく、その作業自体が楽しく、自分たちらしさに立ち還れる時間で、なんだかわくわくしてきました!

そうそう、こういう楽しい気持ちで家づくり進めたかったのよ!

そして万全?の準備で迎えた打合せは、設計の小野寺さん・営業の中村さんのおふたりと、我ら4人でじっくり2時間半。にこにこと自然体なお二人のお人柄のおかげで(そして引出し上手)、両親も私たちも、するすると自分たちの要望や気持ちを話させていただき、ちょっと恥ずかしいけれど自由研究のような手作りポートフォリオも差し出せたのでした。

さて、色々ふくらんだ希望をお伝えしきったところで、いよいよそれを具体的な設計に落とし込んでいく、プランづくりのはじまりです。次回につづく…

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