家づくりのアイデア帖 vol.8｜ホーローキッチン

井上

キッチンタカラスタンダードホーローキッチン井上ブログ家づくりのアイデア帖家づくりのこと

2023/05/12

天然住宅では、システムキッチンの標準仕様として、タカラスタンダードのホーローキッチンを採用しています。数あるキッチンの中でなぜホーローかというと、化学物質を極力使わずに家を建てる私たちにとってのベストな選択だから。

もちろん理由はそれだけではありません！
今回の「家づくりのアイデア帖」では、ホーローキッチンの魅力を、実例写真とともにご紹介します。

ホーローとは？

ホーロー（琺瑯）とは、金属の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。鉄の強さとガラスの美しさ、両方の長所を合わせ持つ素材で、私たちの暮らしにも馴染みがあるのではないでしょうか。

暮らしの道具として、調理や掃除などの場面で活用されている方も少なくないと思います。
ちなみに我が家では保存容器とバット、やかんを愛用しています。

ホーローのいいところは、直火がOKだったり、匂い移りがしにくいところ。それに汚れを簡単に落とせるところでしょうか。出しっぱなしでも気にならない、シンプルな見た目もいいですよね。

ホーローは割れやすいというイメージを持たれる方も多いと思います。
タカラスタンダードのホーローキッチンは、強度において一般的なホーローとは異なります。
　
公式サイトによると、「お鍋のホーローとは丈夫さの度合いが違う」とありました。
　
金属とガラス質、2つの異なる素材の複合性・密着力が理由だそうで、鋼板に凸凹を付け、ガラス質との密着力をアップさせているようです。

ここからは、ホーローキッチンの具体的な魅力（メリット）をご紹介していきます。
　
※写真はすべて天然住宅の施工例です。現在の仕様と異なる場合がありますのでご了承下さい。

１）お手入れが「かなり」楽！

油汚れが水拭きだけでサッときれいに。しかもタカラスタンダードのキッチンは、扉の表と裏だけでなく、キャビネットの内側、側面、引き出しの底と底の裏面まですべてホーローなんです！

たとえばキャビネットの中で調味料が液だれしてしまい気づかずに長時間放置。後で輪染みに気づいてショック！なんていう心配もありません。

レンジフードがホーローなのもポイントです。油汚れの97%が整流版につくそうですが、水拭きで汚れが落ちるので、掃除のハードルもぐんと下がりますね。

２）体にやさしい素材

ホーローは、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含まない素材です。冒頭でもお伝えしましたが、数あるシステムキッチンの中で天然住宅が採用する一番の理由がここにあります。

３）熱や衝撃に強い

ショールームで見ることができるデモンストレーション。驚くのが、キッチンの扉をハンマーで叩いたり、バーナーで炙るというもの。傷はつかず、割れもしません。
タカラスタンダードの公式サイトから、ムービーをご覧いただけます。インスタライブ、結構衝撃です。
https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_kitchen/contents/marugoto.html

４）湿気に強い

キッチンは特に湿気がこもりやすく、カビの発生が心配な場所ですよね。ホーローキッチンの表面はガラス質でできているので水が染みません。そのため湿気が発生しにくくカビも生えづらいです。

５）経年劣化しにくい

毎日、何十年も使うキッチンですから、「清潔で使い勝手が良い」のはあたりまえ。
タカラスタンダードのホーローは、経年による劣化がなく、「カンタンなお手入れできれいを保ち、何年経っても美しさが続くこと」を大事にしているそうです。

６）マグネットが使える

最近は、吊り収納を取り入れている方、多いのではないでしょうか？壁もホーローにすれば、掃除がしやすいのはもちろん、マグネットを使って、調理器具を収納したり、レシピを貼ったりできますよ。

▼マグネット式のアイテムは、山崎実業の「tower」シリーズがおすすめです。
https://www.takara-standard.co.jp/reform/contents/tower/kitchen.html