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家づくりのアイデア帖vol.3|子ども部屋の使い方

こんにちは、スタッフの井上です。
 
天然住宅で家を建てる方の多くが子育て世代。
特に、これから出産を迎える方や、未就学児のお子さんがいらっしゃる家庭が多いです。
 
家づくりに際して、「子ども部屋をどうするか問題」は、ほとんどの方が通る道ですよね。
 
一昔前と違い、子ども部屋に対する価値観も変わってきたように思います。
最近だとリビング学習というフレーズもよく聞くようになりました。
 
お子さんの人数、きょうだいの男女構成、どれくらいの年齢が離れているか、ライフスタイル、住んでいるエリアにもよるかと思いますが、個室を作ることにこだわらない方も増えているのではないでしょうか。
 
天然住宅の建主様も、新築時、お子さんの個室を作らない方がとても多いんです。
 
私たちとしても「可変性のある家づくり」という考えを大切にしているので、自然とそのような提案になります。
 
今回は、天然住宅で家づくりをされた方の「子どもスペースの使い方」をご紹介させていただきます!

リビングの一角を子どもスペースに


このお宅は、リビングの一角を子どもスペースにしています。広さは6畳。お子さんが2人いて、そのうちのひとりが小学生。勉強机も置いていますが、すぐそばの階段を机にしたり、リビングの机で学習することも多いそうです。

キッチンからの眺め。対面キッチンなのでお子さんの様子も見渡せます。ちなみに階段下のスペースは奥様のスタディコーナーです。

机があってもけっきょく、こういうスペースを子どもは好むんですよね〜^^

新築時はオープンスペース。近々、壁を作って個室に


こちらのお宅は、2階にある仕切りのない空間を子どもスペースにしています。広さは9畳あり、左右どちらからも上がれるロフトを造りました。

机と本棚で、それぞれのスペースが何となく区切られています。

ロフトも大活躍です。その時々で、遊び場や収納、寝室にしたりと有効活用できますよ。当初ロフトは造る予定がなかったものの、提案させていただいて造ることになりました。お子さんもロフト生活を満喫しているようで、建主さま曰く、「造ってよかったスペース」なんだそうです。

でも、もうちょっとしっかり区切りたい・・


現在、お子さんは高校一年生(兄)と中学一年生(妹)。個室が必要なお年頃になってきたため、近々、壁をつくり個室化する予定です!それまでの間は、簡易的に家具で仕切っているそうです。

将来、個室をつくることを想定した設計


こちらのお宅は、将来、お子さんの個室をつくることを想定して設計をしました。具体的には、室内に壁はないものの、建具を2つ設置しています。

配線も、将来部屋を仕切ることを想定して計画することもできます。ロフトは後から設置することもできますよ。
 

子ども部屋の使い方アイデア


こちらのお宅は年の近い同性の兄弟がいます。
9畳ある子どもスペースにIKEAの家具(勉強机兼ベッド)を置いて、それぞれのスペースを作りました。

半畳ほどですが、このような収納スペースがあるととても便利、とのこと。(建主さま談)
 

事務所の子どもスペース


「組手什(くでじゅう)」という杉の間伐材を組んでつくった本棚を使い、ひとつの空間を打ち合わせスペースと子どもスペースに緩く区切っています。
 
小さなお子様だったら、こんな形でも「自分の空間が持てて嬉しい」と言ってくれそうですね。
 
ちなみに、置き畳は国産の減農薬で栽培した、い草を使用しています。とってもよい薫りがしますよ〜
置き畳は持ち運びもできますし、すきなレイアウトで使えるのも使い勝手が良くておすすめです。
 
半月型の無垢のちゃぶ台は、ふたつ合わせれば丸いちゃぶ台にもなる優れもの!ある時はお子様の机として、ある時は家族の食卓を囲むテーブルとして。こちらも使い勝手が良さそうです。
ちなみにサスティナライフ森の家でつくっていますよ〜
 

(おまけ)夫婦の寝室も家具で仕切れます


こちらはある建主さまの夫婦の寝室です。ひとつの空間でありながら、造作家具(両側から使えるクローゼット)で仕切ることで、プライベート感も確保しています。(実際は、ご主人のいびき対策だそうですが^^)
 

可変性のある家づくりを


家の寿命を仮に50年と考えた時、お子さんと一緒に暮らす時期は半分もないのではないでしょうか。(ちなみに天然住宅はもっと長く住み継いでいける家をめざしていますよ〜)
 
そう考えると、個室ありきの家づくりではなく、個室のないところからスタートして、必要な時に仕切りを作って個室化し、必要なくなったらまた取り外す。
 
そんな可変性のある家のほうが、長い目で見た時の使い勝手も良いように思います。掃除も楽ですしね。
 
色々なやり方がありますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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