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栗のデスク天板

こんにちは、スタッフの小野寺です。

リモートワークや外出自粛の影響で、自宅の居心地について考える機会が増えた方も多いと思います。

私も長年使用していたエアコンを省エネモデルに交換してもらい、家の中でも緑を感じたくて植物を育て始めたりしました。汚れは放っておくから大変になるのだと、日常的な掃除の範囲も少し拡大したり。

そんな中で、特に自宅のデスクと向き合いました。
一時期は毎日自宅でのリモートワークでしたので、日に日に気になる。。
どこにでも売っているようなポリウレタン塗装のデスク。
黒いので、埃も目立つ。
何より、汗っかきの私の腕は、ポリウレタン塗装との相性が悪いのです。
すぐベタベタします。そして冬は冷たい。。
もう10年は使用しているであろうデスクに改良を加えようと決心したのでした。

無垢の天板を乗せよう


とはいえ、少し愛着もあるブラックデスク。
お別れする決心はできないので、天板を無垢材に変えることにしました。
変えるといっても、新しい無垢の天板を上に乗せるだけです。
一般的な高さのデスクは私の身長には少し低いので、天板を乗せることで高さも高くなり、一石二鳥です。

早速、いつも宮城県栗駒の材料手配をしてくださっている、サスティナライフ森の家の成田さんに連絡。
そしたら、栗があるとのこと。それはいいということで、すぐにお願いしました!

天然住宅のオフィスのデスクは杉の天板なので、我が家は杉ではないものにしようと思っていました。栗は杉に比べて硬いし、匂いも違うし、木目も違います。
日々の暮らしの中で、いろいろな樹種に触れることができるのは、豊かなものです。

蜜ろうワックス塗り


どでかい天板が到着しました。
栗の巾ハギ材。無塗装です。

巾ハギ材とは、短冊状の木材を貼り合わせた板材のことです。
一枚板とは違いますね。
天然住宅の場合は、巾ハギ材にももちろんボンドは使わず、デンプン糊を使います。化学的な匂いはいっさいしません。木のいい匂いだけです。

無塗装でも問題ないのですが、日々触れるということもあり、蜜ろうワックスを自分で塗ってみることにしました。
 

とても簡単に塗ることができます!
自分の手で塗ることで、愛着も増してきますね。

無垢材と暮らす


そして、無垢材ならではの正直なところも。
片面を塗ってしばらく置いておいたら、乾燥とともに、ちゃんと反ってきました。
でも、もう片面を塗ると、元どおりフラットに戻ったのです。
生きているようで、なんだか嬉しかったです。
 

これから汚れたり、反ったりすると思います。
でも、それも無垢材ならではのことだったりします。
汚れは味わいになるし、反ったら何か挟めて調整すればいい。
裏返すことだってできるし、別の家具にリメイクすることだってできる。
こちらが工夫をすればいいだけのことです。

我が家に来てくれた栗の天板。
これからどのような表情を見せてくれるのか、楽しみです。
一生ものです。
 

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